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1996年・長月の香り | 1996年・神無月の香り | 1996年・霜月の香り |
薫風の候、おたより申し上げます。
[今月の香り]のお便りをこれまで ・永田珈琲倶楽部ホームページにアクセスしてくだ さいました皆様に発信いたしてます。ひと月毎の通信 どうぞご覧下さいませ。なおこれは毎月[ホームペ ージ]と[珈琲の香店]に同時発信している内容です。
それは先々月お知らせいたしました、肝臓に良いという記事に続きましての第二弾は『珈琲の香り』がなんとガンに効きそうだという、嬉しい情報です。
今月の語らいはこれらを述べたいと思います。
その前に申し述べたいことは、いつも珈琲の論議になる時、実験時における豆の状態なのです。
生豆の時の状態は?焙煎してからどのくらい経っているのか?挽いてからどのくらい経っているのか?焙煎度合いは?立て方は透過法か煮出し法か浸漬法か?香りは液体に溶け込んだときよりも挽いている時が高いのではないのか等々、身体に良いか悪いかは、ある限定された(腐っていないとか、脂肪分の溶けだし量とか)時間内に行われないと又基準が揺らぐことになります。無関係ではないと考えていますので、この点に関してもっと詳しい資料がほしいものです。
入れ立てのコーヒーの香りは、ガンや心臓病の予防に大きな効果がありそう−−。サンフランシスコで開かれた米化学学会で、珈琲党を喜ばせるこんな研究結果が報告されました。報告したのは米カリフォルニア大学デービス校の日系研究者「タカユキ・シバモト教授」。研究によりますと、新鮮なコーヒーの香りには、ガンの要因となるDNAの酸化や心臓の老化を妨げる、少なくとも300種類の酸化防止化学物質が含まれ、効果はビタミンE、Cに匹敵するという。カフェインの有無は関係なくカップ一杯分の効き目はオレンジ3個分。ただし、入れてから10分〜20分のコーヒーに限られるということです。教授は「コーヒーの身体へのマイナス面ばかり指摘されるが、長年、世界各地で多くの人たちが愛好してきたのは、何かあるはず」と研究を思い立ったそうです。
今回は週間読売の表紙に大きく活字が舞いました。
しかも内容は3ページに渡っての掲載です。
内容は先々月で記しましたのとほぼ同じになります。
今回は表とグラフでの参考、利用させて頂きます。
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・・・・・・・・・・毎日30_・リットル以上飲み、コーヒーを全く飲まない人のγ−GTP値は45単位以上だったのに比べ、コーヒーを一日に
1、2杯飲む人は約40単位、
3、4杯の人は約35単位、
5杯以上だと約30単位
とコーヒーをたくさん飲むほど「TIGTP」値が低くなっていくことが明らかになった。ところが興味探いことに、カフェインを含む緑茶ではこうした肝機能データへの影響は見られず、カフェイン以外のコーヒー成分が、飲酒による肝臓への負損を緩和しているのではないかとみられています。・・・・・・・・・・・。
先々月よりお伝えしています珈琲生豆相場がまだ動いています。
4月1日よりの消費税5%にアップと抱き合わせでの動きに、永田珈琲店も開店以来十数年、なんとか頑張って据え置いてきました店内価格を4%弱上げさせて頂き、内税としました。
豆の小売りの方はそのまま、これまでの価格でやっていきます。
喫茶店の激減が語られ始めまして、かなりの時が流れていますが、こういう周りからの大きな変動の度に、今も確実に進んでいること、現場サイドからは実感です。
街づくりの借景、精神的・こころのうるおいを満たしてくれる空間、人との出会い、etc。
今、日本がどんどん捨てていってます宝物がまだ残されている喫茶店。寂しいことにそれがどんどんなくなっているのです。ある日、ふと周りを見ると喫茶店という業種がなくなっていた、それがますます現実味を帯びてきました。
・・・その現実を踏まえながら、珈琲豆に変わってこれからも出来る範囲で発信を続けていくつもりです。