BAR-kaori
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煎り人のかたらい・今月の香り・

1998年 ・ みなつき(水無月) ・

珈琲を飲みながらちょっと”ひとこと”



こだいらのなつはぎです
5.30.

1998 June's Aroma

 し ぐ れ 


み‐な‐づき【水無月・六月】歳時記:
(古くは清音。「水の月」で、水を田に注ぎ入れる月の意)
陰暦六月の異称。季・夏。
今月の香りの珈琲


「 ガテマラ  アンティグア 」
です
つゆ到来 
蒸し暑い日が続きます

6月(水無月)に入りました。
世の中ますます混迷の時を迎えています。
そういうときこそ ゆうゆうの香り の出番です。


香りで表現
「 ガテマラ・アンティグア 」

今月は私が生産地を訪問しました唯一の国、
ガテマラより・アンティグア・をお届けいたします。
自然に育まれた珈琲豆、今月も発信します。

 

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香りで 梅雨 を表現
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今度アニメ−ションが出来るフォトソフトが手に入りましてさっそくアイスコーヒー抽出の動き四季の流れを遊びでやってみました。
一枚一枚を重ねて時間差で表現するわけですが、これまでこんなことが出来ればいいなあと思っていたことが、実際 出来たわけですから久しぶりに興奮致しました。もっと緻密にやりたいのですがなかなか時間がありません。 少しずつ増やしていく予定です。
一枚一枚の容量が大きいですので読み込むのに時間がかかるかも知れませんが時間ございましたらどうぞご覧下さいませ。
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今月の話題・
ある雑誌に<<生豆の個性の喪失>>>なる文章がありました。
本当に現在は生豆自体の大きな特徴がなくなっているように感じる事多々ありますが、モカ・マタリとかマンデリンとか、はっきりわかるのもまだあります。
今月の香りのアンティグアの地へ行った時、目の前で見た珈琲農園の景色が「今年で終わり、次からは別荘地になります」との案内人の言葉が今になって現実味として思い出されます。
このことの流れがどういうことか →能率良く栽培、取り入れし生産量を高める、と一連の作業をする事になるわけです。品種改良、肥料の問題、乾燥の方法等おいしく飲むための方法ではなく生産性をより高めることが優先的と考えられることですね。このことが段々個性をなくした珈琲豆が生産される一要因になっているように思えることも確かです。
現在このイン夕一ネッ卜のせかいでもたくさんの珈琲店がオープンしています。私が日本で最初にイン夕一ネッ卜店を開店した時がなつかしく感じられます。「珈琲」と漢字で検索しますと永田珈琲倶楽部しか検索されませんでしたから時の急速なる展開は @_@!! @_@!! です。
今、この世界でも本物が問われるようになっています。簡単に開店出来る分、いろんな店も多いということですね。
全商品の本物がこれからインターネット上でも大きく問われていく事になると思いますが私は私なりに時間をかけながら次の一連の流れ →高品質のニュークロップ(高品質という事は永田珈琲倶楽部の場合、通常の値の1.5倍から2倍の原価 になります)→直火式焙煎→芯まで煎りあげ→新鮮→旨味と現場と同じ様にネット上でも旨い珈琲を目指していくことを再認識しています。

************☆★ 現場からの声 ★☆**************
  *****☆珈琲の香り店の店長 ☆********
香り店・店長の現場からの今月のおたよりです ^_^ ^_^
蒸し暑い日が多くなってきたので香でもアイスコーヒーが沢山出るようになりました。今月は アイスコーヒーについてです。
通常「珈琲の香店」では《ルネの香り》を使用しております。
「極細かく挽いたルネ」と「氷を沢山入れたサーバー」を用意致します。まずは、蒸らしです。これは珈琲を淹れる時と同じように全体にいきわたるよう細くゆっくりお湯を注ぎます。粉がふわっと盛り上がってきたら、それが盛り上がりきる一歩手前で二投目を注ぎます。真ん中に集中させてお湯は太め、です。サーバーが満タンになったら急いで残っている氷をスプーンなどで取り除きます。氷が大きく沢山残っている程、味は濃くなります。これで出来上がり!となります。たっぷりの氷で急冷することによって、香り良く・澄んだ色・そして出来たての味をとじ込めることが出来るのです。このルネを使ったアイスコーヒーの他に、香では【今月のアイスコーヒー】 というメニューがございます。これは今月だけしか提供出来ない珈琲豆を使用してアイスコーヒーを作ってみよう、というものです。今までほとんど、今月の香りは ルネより焙煎度合いが浅めですので通常のアイスコーヒーより酸味が強調され、爽やかでスッキリした飲み口を味わって頂けることと思います。クリームやガムシロップを入れる前に、是非ストレートでお飲みになって下さいませ。他店では酸味のアイスコーヒーはあまり見かけないのでやみつきになるかもしれませんよ・・!酸味の珈琲がお好きな方は一度ご自分でもお試しになってみては如何でしょうか?
ガテマラやキリマンジャロ・モカなど暑さを吹き飛ばす位の、スッキリキリリッとしたアイスコーヒーができるんですよ。してもちろん柔らかな甘みも感じることが出来ます。
アイスコーヒーだからといって苦みだけだと決めてしまったらつまらないですものね。それから【今月のアイスコーヒー】は雰囲気のあるグラスでちょっぴり気取ってお飲みになって頂きます。ゆっくりと音楽が流れ、珈琲の香りが漂う空間で、 樹のぬくもり、四季の花々に囲まれ特別なアイスコーヒーを味わいながら贅沢なひとときをお過ごしくださいませ・・・。

?;_;?ふと思ったこと
眼福 口福 にどうして「鼻福」がないのかと。
勉強不足かも知れませんが、新鮮な香りを嗅ぐ段階は珈琲にとって命だとも考えている者に取りましては非常に気にかかる ところだといつも思っています。料理などは特にそうだと思うですが・・・・・・・
  鼻福  眼福  口福  感福

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☆『不定期ですが四季折々のちいさな写真をメール送信でお送りできますので(いつまで続くかわかりませんが・・)画像が出るソフトをお持ちの方でもし希望の方がございましたらどうぞお知らせ下さいませ。やり始めてから相当数の画像をお送りしていますがこういうNOW写真のおたより、また一興ですね。
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今、くりの花満開です。5.30.
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