BAR-kaori
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このページの壁紙は天然灰汁発酵建による藍染め布を配しました。

煎り人のかたらい・今月の香り・

1999年 ・ 初夏 ・ 五月(さつき) ・

珈琲を飲みながらちょっと”ひとこと”


1999.5.1.発信
★☆☆☆☆☆★

○o。. 木々の芽吹き一せいです .。o○
    


1999 May's Aroma


 青葉まっただ中 
今月の香りの珈琲


今月の天の恵みの珈琲は
「ペルー」
です

Peru

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


===========================1999/5/01第38号===
東京・小平発 「かほり電車」 は、ゆったりとした時空を
  運んで皆様のもとへお届けいたします。
     はつなつきたり   5月です
  ♪木緑葉まぶしいかぎりです。
    五月 季 おもわず深呼吸
 1999 May 's  Aroma
  *******・今月の香り・*******
 http://www.bekkoame.ne.jp/~tantan/kata9805.html
香り鼻福 でインターネット店と珈琲の香店同時発信です。
==========================Nagata Coffee Club =====
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┃ 今月の天の恵みの珈琲は ┃「ペルー」です
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5月の青葉若葉の芽が今年も一斉に吹き出しています。
毎年の事ながらその木々のこもれびの中を通るたびに身も心も洗われる気がします。
生きてる!!を実感出来る瞬間です。
さて今月の香りはペルーです。まず国の説明から入りましょう。
{ペルー共和国}
ペルーの国土は砂漠地帯、中部山岳地帯、アマゾン森林地帯の3つに大きく区分されます。コーヒーは、中部のアンデス山岳地帯、北部のピウラから東南端クスコに至る地域で主に栽培されています。豆の特徴といたしましては比較的大粒で美しく、偏りのない柔らかい味ですのでそれに近いものを目指します。
面  積1,285,216km2(日本の約3.4倍)
首  都リマ
品  種アラビカ種
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BAR-kaori
   ◇◆ 永田珈琲倶楽部、掲載です ◆◇
柴田書店『コーヒー&紅茶』
創刊号に地域密着珈琲店(東京)として、写真入りで細かく説明されています。本そのものも素晴らしい構成で読み応え充分。永田珈琲倶楽部各店に置いてありますので、 どうぞご覧くださいませ。
また全国発売ですので機会ございましたら各地の書店でご覧くださいませ。

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           下坂農園・"Tadashi Shimosaka" より
     緑の風に乗って E−MAIL 初便り届きました。 

 Brasil no Carmo-Shimosaka yori.
  Kotoshi no cofffee wa irotsuki hajime, 
 5gatsu jyoujyun kara shuukaku hajimarimasu.
  Kyonen wa amwbusoku no tame, minasan ni 
  gomeiwaku wo kakemashitaga, kotoshi wa daijyoubu
 desu.  10gatsu kara 11gatsu koro niwa new block ga
  minasan no otemoto ni iku toomoimasu.
  Kongotomo yoroshiku onegaishimasu.
               Shimosaka Tadashi yori
      ∞∞∞∞ ∞∞∞∞ ∞∞∞∞ ∞∞∞∞
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∂∂ ちょっとひとこと ∂∂
☆☆珈琲豆の保存につきまして☆☆ 

まず結論から申しますと、私が現在いろいろと珈琲の世界を発信しています線上には保存方法はありません、とお答えします。
焙煎から淹れる迄の過程を説明するとわかって頂けると思います。
焙煎する釜は、徐々に熱を加えていくことによって釜開けの段階では200度を超える温度になります。そこから出て次なる急激なる変化、乃ち冷蔵庫に入れたり、冷凍庫に入れたり、そこから出てきたら熱いお湯をぶっかけられたりと、どう単純に考えても繊細な珈琲にとっていいわけはありません。そこまで痛めつけて飲むには繰り返しますが、珈琲はデリケート過ぎると思います。
 しかし、美味しいという世界は関係ない、経時変化(酸敗すること)をどうしても遅らせたいというのでしたら理屈だけお話しいたします。まず空気に触れさせないと言うことです。空気に触れると言う事は酸化すると言う事ですのでその反対をやるのです。又温度を低くしてあげる事です。これは熱による酸敗の進み具合を遅らせる事を意味します。密閉のガラス瓶(臭いの問題もありますので)に入れ、冷蔵庫、冷凍庫に入れる、と言うことになるのです。
でも勿論私はこういった方法はお奨めいたしません。 この、間違った(あくまでも美味しく飲むと言う前提で、ですが)考え方は、例えばお湯の温度設定の諸説紛々の問題があります。新鮮な珈琲豆や、芯まで煎りあがった珈琲豆が手に入らないために間違った 方法で(本質的解決ではなく)解決しようとするのです。
それが今までの日本の珈琲豆歴史だと思います。でも、その考え方ですと、どこまで行っても正解の答えは出てきません。
又、これらの考え方からおわかりだと思いますが、永田珈琲倶楽部はなるだけ自然に飲んで頂ける状態を目指していますので、窒素充填や脱酸素剤等はやっておりません。新鮮珈琲豆は生きています。美味しく飲んで頂くためには10日位が限度で、それ以降は味 も香りもすっかり抜けてしまいます。そして腐った状態(酸敗)になっていくのです。 それから、豆と粉では、同じ一粒でも表面積が数百倍も違います。空気に触れる部分が増えるので粉の方が酸化が早く進み、それだけでなく、豆の中にあるアロマを形成する重要な揮発成分が空気中にどんどん逃げてしまうのです。いったん粉にしたものはしばらく置いてしまうと、膨らみません。お湯を保持して蒸らす力がなくそのまま粉を素通りしてしまいます。(珈琲には優しくありませんが、高温で淹れますと少し膨らみます)ですからできれば豆で保存、淹れる度、挽く事が望ましいです。ミルもすりつぶし式より(豆に熱がかかってしまう為) カット式の方が、より美味しい珈琲を味わえるでしょう。

     ======小平のグリーンロードご案内です======
新芽吹くこもれびの中を散策するに格好の舞台が小平にあります。
それは「グリーンロード」という小平一週を21kmで作られています緑の路です。
四季折々・春夏秋冬、実にたくさんの木々花々があふれかえっています。ここに住んでいる人たちは私も含めまして本当に幸せだと思います。今このグリーンロードは武蔵野の面影を残す緑に囲まれており、都心からも散策に訪れる人が年々増加しています。
この地で珈琲を提供出来るということは私にとりましても、とても有り難いことです。4月初旬よりの「さくらまつり」から始まりまして、今このグリーンロードを利用しまして数々の催し物が行われています。
以下参考です。
水の道・緑の道、風の色が見えてくる散歩道・グリーンロード。
野火止用水・玉川上水・狭山境緑道の三つの水の道を結ぶ散歩道。小平を一周(21km)する緑を楽しめる散歩道です。
☆野火止用水 - 雑木林と買い物が楽しめる散歩道は☆
今からおよそ340年前の承応4年(1655年)、時の老中、松平伊豆守信綱が武蔵野開発のためにつくった水路で、玉川上水の分水の一つです。小平から野火止(埼玉県新座市)までの約30キロメートルを流れています。流れの中に泳ぐコイ。周辺には雑木林。 いろいろな楽しみがある散歩道です。

☆玉川上水上流 - 自然を学ぶ博物館☆
羽村から四谷大木戸までの約43キロメートルの水路。
承応3年(1654年)、玉川兄弟が江戸住民の飲み水を運ぶ為に幕府の命により開削しました。小平より下流部分は、既に上水としての役割は終えていますが、上水に沿って自然が多く残されており、植物や小鳥の種類も多く、自然観察や静かな散策ができます。

☆玉川上水下流 - 小金井桜と緑の散歩道は☆
国の名勝指定を受けた小金井桜は、小金井橋を中心に続く桜並木でかつては関東随一と言われていました。上水沿いの緑は都市の貴重な潤い空間となっており、多くの人々の憩いの散歩道となっています。今年の小金井公園の桜はそれはそれは見事でした。特に大きい花びらのさくらは、今まで見たことがないくらい圧巻でした。

☆狭山・境緑道 - 「ふるさと村」が中心のイベント散策路は☆
大正12年につくられた水道施設の上を走る緑道。今も水が地下を流れています。サイクリングロードと歩行者専用の遊歩道が、境浄水場から多摩湖まで一直線に延びています。 沿道には季節ごとの行事が行われる「ふるさと村」や「たけのこ公園」などの施設があり、また花小金井付近では、春には見事な桜のトンネルを楽しめます。

☆★ P.S.1 ☆★
このたび1月から4月までお休み頂きましたが、じつはこのたびの地方選挙で、小平市議会議員に立候補したのです。これまで、珈琲の世界からたくさんのかおりを発信しながら、街のこと、市のこといろいろやってまいりましたが昨年末、急遽市政に打って出ることになりました。「若い力と新しい発想」を掲げまして、わずか4ヵ月という短い期間で(実質的には3ヵ月)走り抜けました。選挙の世界はこれまで経験したことのない新しい世界で実に多くの体験を致しました。期間中はたくさんの暖かいご支援を受けながらの選挙運動でした。小平市は28名定員で35名の立候補があり、近年まれにみる激戦の展開となりました。全国的に話題となりました次点との差がなんと0.23という一票に充たない差で当落が決定したのがここ小平市の選挙区でした。
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小平市議会選挙結果のページ(原野様提供) http://www.din.or.jp/~kenplan/pre_elect.htm ==============================================
その厳しい中、皆様方の一票一票が大きな力となって1678票という、私にとりましては本当に嬉しいご支援の数で当選を果たすことが出来ました。これからも市民の皆様のために、これまで通り「香りの世界」を原点と致しまして一歩一歩着実に出来るものから実現していく所存です。勿論全国の珈琲ファンの皆様にも充実度アップしました永田珈琲倶楽部のかおりの味わいを提供していきたいと思います。重ねてよろしく御願いいたします。

今回の出馬につきましては、「一年365日・24時間インターネット上で対話」を掲げていまして、これを基調としました情報関係の推進、充実を提案実現の方向でやりたいと思ってます。(一期目はやりたい事がなかなか出来ないとか言われてますが・・)全国の珈琲ファンの皆様と地方自治につきましてネットを通じまして意見交換など出来れば、楽しいでしょうね。
まだインターネットを含む情報を多くの市民の皆様に平等に伝えるのは早いかも知れませんが、他の人に先駆けて土台を築いておきいつでもフル活動出来るようにしておきたいと考えています。
インターネット・情報を福祉、教育、医療、環境、等々で市民の皆様にわかりやすい方法、表現で発信し、いくらかでも市政のお役に立ちたいと思ってます。
又、私のホームページも早速立ち上げ、議会活動等をこまめにご報告していきます。リーフレットの内容でホームページは出来上がっていたのですが、文書違反になるということで今回の選挙期間では残念ながら公開できませんでした。
「ながた政弘」議員活動ホームページ
「若い力と新しい発想」で頑張ります。
☆★ P.S.2 ☆★
中小企業大学校の講師を今年もやる予定で日時も決まっていましたがこのたび、市議会議員当選したため、残念ながら議会と重なり出来なくなりました。こんなことも人生の中にはあるんですね。毎年全国から勉強に見える人たちに私のお話をする事は私にとりましても大変勉強になります。この激変の世の中で珈琲という一つのもので生き抜いていく。その香りの世界に織りなす実にたくさの模様は決して一言では語れませんが、いろんな機会を通してこれからも伝えられればと思います。


====  1999/5/01第38号   END  ===
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