BAR-kaori
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煎り人のかたらい・今月の香り・

1999年・秋霜・11月(しもつき)・

珈琲を飲みながらちょっと”ひとこと”


1999.11.1.発信
★☆ あき ☆★

\(^^)/種からの苗、こんなに大きくなってますよ。3年半目。\(^^)/
今年も寒くなりましたので地植えから鉢植えにして室内にいれます
1996年4月15日・ブラジル豆種まき
1996年6月28日・泥をつけたまま初芽誕生\(^o^)/
   


1999 November's Aroma


 めっきり寒くなってきました。


今月の香りの珈琲



今月の天の恵みの珈琲は
「 *** 」
です

****

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

  *******・今月の香り・*******
======================= 1999 / 11 / 1 第44号 ===
 東京・小平発「かほり電車」は、ゆったりとした
  時空を運んで皆様のもとへお届けいたします。
         ふゆまじか 11月
       ♪ しものきせつとうらいです
      1999 November 's Aroma
http://www.bekkoame.ne.jp/~tantan/kata9911.html
香り鼻福 でインターネット店と珈琲の香店同時発信です。
========================Nagata Coffee Club =====
  
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  ┃  今月の天の恵みの珈琲は ┃
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今月の香りは●●MEXICAN SANTA CATARINA●●です。
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メキシコの中でもっとも調和のとれた究極のコーヒー「SANTA CATARINA」は太陽の国メキシコの、その太陽の恵みを受けたチアパス(CHIAPAS)州の海抜1500mの高地で長年にわたり細心の注意を払われた有機栽培で育まれ、一つぶ一つぶ丹念に収穫 され精選されています。
選ばれたアラビカ種だけが持つ、マイルドで透きとおった酸味、調和のとれたボディ、芳香な香りは、皆様を本当のコーヒーへの旅に誘うことでしょう。
品質改良が進み、経済性を追求する余り、現在では昔のような美味しいコーヒーを手に入れることはとても難しくなってきました。このような中、「SANTA CATARINA」は、メキシコの中でも生産地域とその収穫量が極めて限定されているため、世界中でこの味を知っている人は非常に限られています。どうぞ至福のひととき味わい下さいませ。
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「SANTA CATARINA」は100%有機栽培であるという以下の証明書を取得しています。
☆DEMETER 有機農園証明書
☆シッパーの 未薫蒸処理証明書(農園〜積み出し港)
☆船会社(NIPPON YUSEN KAISHA)]コンテナによる単品
☆輸送並びに未薫蒸証明書(船積〜海上輸送中)
☆横浜植物検査未薫蒸処理証明書 (陸揚げ)
BAR-kaori
まあ!インターネット上の珈琲の世界、にぎやかになって来ましたね。
過去を振り返る事を許さない程のスピードで進んでいる情報の世界ですが、我が『永田珈琲倶楽部』が日本で最初にホームページを開設したと宣言したことの重み、すごさが時が経てば経つほど、ますます我が歴史上大変なことをやったんだなあと思えてきます。
なにせ当時はネット上でのいろいろな商売が半信半疑で見られていたわけですから。まして珈琲豆がそのネット上で売れるということも、ちょっと考えられなかったものです。(今でもその話題は必ず出るのですが、ネット上での一握りの軍団はもはやそういう人達を相手にしないくらいの勢いで動いていますね。)
最初は、おそるおそる豆の特徴と定価と注文方法とを(最初はまだフォームは出来ていませんでした)作成し、ドキドキしながら開設しました。
そこには FAX、電話でも受け付ける旨記してありました。(勿論今でもです)そこに至るまでの長時間にわたる試行錯誤の世界は今思い出しても信じられない時の流れでした。
それから20日余り経ち、第一回目の注文が入ったのです\(^o^)/。
(それまでにも、メールのみの問い合わせの方は結構いらっしゃったのですが注文まではいきませんでした。)注文の活字を見た、その時の感激は言葉であらわせません。その時の御注文内容をご紹介しますと⇒
『@珈琲名:マンデリンA量:200gB千葉市:野崎様C豆のままでお願いします。焙煎後、何日ぐらいのものが届くのでしょう?』
⇒と書かれていました。そのメールの内容は今も大事にとっています。
とにかく今みたいにリンクの花盛りではありません。この途方もないネットの大海原の上でどうやって永田珈琲倶楽部を見てもらえるのだろうか、そして「注文まで」となったらどういう人が頼んでくださるんだろうかと、その当時はまだ実感が湧かない分ドキドキでした。その当時はまだ「新鮮珈琲」という言葉も目に付かない時でした。
焙煎についてはとにかくどこにも負けないこだわりを発揮しながらやってます。そのため当倶楽部では「熱風焙煎」ではなく(熱風式焙煎は、熱風を豆に吹きつけ、煎り上げる方法です)「直火式焙煎」という方法をとりました。これは、大量の豆を短時間で焙煎するわけにはいきませんで、効率は極めてよくありません。生豆に直接炎を当てるため、火力調節に大変な集中神経が求められるのです。表面を焦がさないよう、芯残りしないような火力で20分前後もの時間をかけてじっくり芯から煎りあげます。珈琲豆本来の旨味成分をしっかり出してあげる為に、とても重要です。量より質で、旨味、かおり、コクのある珈琲を目指すことになります。
前回うまく煎り上げたからといって、今回も同じ設定でうまくいくかというと、そうはいきません。煎る豆の量、焙煎温度、炎の具合い、煙りの量の多少、風力気温、湿度、気圧、水分含有量、体調^_^。等々。これらの条件が僅かでも変わると味も変わってしまいます。釜開けの温度が少しでも違うと、酸味、苦みが微妙に違ってきます。同じ銘柄の豆なのにまるで違った豆になってしまうこともあるのです。
珈琲生豆は、春夏秋冬、午前と午後、夜、刻一刻の移り変わりの中で微妙に変化する“生鮮食料品”です。そんな気難しい生モノを相手に求められることは、どんな状況下でも外的諸条件に照らし合わせながら、ある水準の基に一定の味に煎り上げること。そして、高レベルでのおいしさを実現するために、人を介しての微調整。永田珈琲倶楽部では、数値化された膨大なデータベースを基に毎度の繰り返しの中に焙煎師としての追求で、日々取り組んでいます。
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===============焙煎師の独り言=================

珈琲を味わうときは、一連の毎回の繰り返しの中に精神的なものを試されていると言うことが、ある日突然わかるんです。川上(農園の土造りから始まり)から川下(珈琲液体)までの段階でどれだけの過程に携わることが出来るのかで味わいも変わってくると思います。
豆を挽くときの音(芯まで煎り上がっている珈琲豆はガリガリとした音はでません)は透きとおった音がするんです。
(⇒カット式のミルは摩擦熱を最少限に押さえます。それは香りを飛ばすからです)
その音を聞きながら、心を落ち着かせていきます。
そしてお湯を一投珈琲にのせた時(85度前後⇒
新鮮な珈琲豆はこの温度で十分に膨らみます)
ゆったりとした、馥郁と感じる一瞬です。ここの場面が心がゆたかになるのです。だからこの光景が出来ない豆は、まず失格となります。


============= 永田珈琲店 店長 ============
永田珈琲より十一月しもつきのおたより
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆皆様には御機嫌よろしう
早や立冬の、とは歳歳同じいの感にございますが例年木犀がかをり而て降る雨、雨の紗幕をば透かせばそこに冬の扉・・・さりながら今年はやや穏しい氣候が、ゆつくりと季節を熟するやうに思はれてをりました。
墳上鬼唱鮑家詩 恨血千年土中碧
李長吉<秋思>の終聯、將に鬼哭啾々たる凄涼の景
まさかにも斯る夜は訪れまじいものですが
・・・かかる時雨ふる夜は
墨繪の竹のすれあふ音も聞ゆ・・・
森閑の夜さり、床の軸をば掛け替へて浄机に文房什器
無絃の琵琶を揺し按ずるてふ風雅に誘はれます・・か
酒を煖め・・いや、珈琲をいれて寒齋に戻れば、只今籠に活れたほととぎすが不思議、かをるかのやう
何處やらに花の香すなり小夜時雨

ともあれ珈琲ひとつ
こころの花のかをらんことを。・・・
novembre 1999
永田珈琲店店長   寺崎郷謹言

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ちょっとした話題です。コーヒーは意外に良薬
飲むほどに下がる肝臓ガン死亡率
肥満予防にもひと役

ふだん口にすることの多い珈琲。そのホットな話題を2つ紹介しましょう。
珈琲については年間100を越す研究論文が発表される程健康が期待されているが、先頃都内で開かれたコーヒー・サイエンス・セミナーで肥満予防効果と肝臓ガンで死亡するリスクが少なくることが新たにわかった。まずコーヒーが含まれているカフェインが、体脂肪の燃焼に関係する特殊なタンパク質を活性化させる事をつきとめた。このタンパク質の生理的作用は、熱を生み出し代謝量を増やすことで肥満を予防するのでは、と目下注目されている。「食べ過ぎた余分なエネルギーを放出するいわばラジエターの働きをする」と、発表した講師の方が言ってます。又「この脂肪組織は人にも存在することがわかっている。また、中高年や太った人はその活性が悪い。一方で、経験的にブラックを飲んでいる人が多いことを感じていた。新たな肥満のメカニズムとしても注目したい」と話す。
さらに、他の実験ではコーヒーを1日一杯以上飲む人は、飲まない人に比べて、肝臓ガンで死亡する率が5割減少するという。他にも、肝臓病がなくコーヒーを毎日飲む人の死亡リスクを1とすると肝臓病がありコーヒーを1日一杯以上では4.0,肝臓病がありコーヒーが一杯未満では13.6となり、死亡リスクが高率で上昇することもわかった、とも言われてます。
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☆★ P.S.10月20日 ☆★
中小企業事業団中小企業大学校の講師
『 個店経営の活性化事例 インターネット活用 』
10月20日新校舎なりました
中小企業大学校でお話ししてまいりました。

今回は北海道から沖縄までの48名の経営指導員の方々の研修でした。
この中小企業大学校東京校は、『昭和37年6月の(財)日本中小企業指導センターの発足に始まり、 昭和41年1月に府中市に研修施設(高等技術研修所及びむらさき寮)を設けるなど、 今日に至るまで幾度の変遷を経ながらも、約13万名近くの受講生を輩出しております。
平成11年9月末には東大和市への移転を終え、新装なった東京校にて新たな歴史を刻もうと しておりますが、これまでに培ってきた経験やノウハウを、新天地でどう活かし、根づかせていくか。 また、足りない点をどう創意工夫して補っていくか。一番肝要なソフト面の充実に向けて、 職員一同邁進していく所存であります。
古くて新しい「中小企業大学東京校」のこれからの運営・活動のため、今後とも どうぞよろしくお願い申し上げます。』という校長先生のご挨拶があります。写真でご覧のとおりとても環境がよいところです。
その中で「これまでの現場からの蓄積を全国の経営指導員の皆様に少しでもお伝えしたい」そう考え、珈琲業界日本初開設以来、早4年目を迎えました『永田珈琲倶楽部・インターネット店』の流れをお話ししました。今回はパワーポイント(Power Point)とネット上のホームページの両方を使っての進行となりました。先の文でも述べましたようににぎやかになってきましたインターネット上の珈琲の世界ですが、いつの時代も本物は残っていくという信念のもとに、現場と電脳の世界をしっかりお話したつもりです。しかし、この世界の日々のめまぐるしい展開はゆったりとした私の珈琲の世界からはついていけないなあ、とフッ .。o○ と思ったりもします。一面そういう中でこそ、インターネット上でも現場と同じく私の役目があるのかなあ、とも、思うこのごろです。
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こもれびコンサート  安らぎのひとときいかがですか ==============================================
       ♪ Chanson Live in Komorebi   
     11 月 20 日  午後6 時〜    
      櫻井正子  〜枯れ葉によせて〜 

   ♭セ・シ・ボン  ♭パダンパダン ♭愛の讃歌
   ♭ドミノ ♭昔聞いたシャンソン ♭モンメーク モア 
   ♭過ぎ去りし青春の日々 ♭他多数

   入場券 2000 円     
   1.珈琲付      2.おみやげ新鮮珈琲豆


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    ♪クリスマスコンサート in 瑞穂   
     12月 25日  午後6 時〜
      漆原瑞穂 
  ⇒ シンガーソングライターとしても関東一円の各ライブハウスやクラブに出演 。
   *オリジナル曲・・「心の光」「TV画面の風景」「この手に歌を」
   「To happy town」 「ラ・ノビア」「Thismasguarade」 
   「愛のくらし」「YOKOHAMA.HONKY.TONK BLUS」
 
    入場券 2000 円1.珈琲付 2.おみやげ新鮮珈琲豆    
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    ======小平駅界隈のイヴェントの案内です======
  今月は永田珈琲倶楽部の各店があります小平駅界隈のイヴェ
  ントのご案内です。
         ☆【秋の楽笑会の季節です。】☆
1999年の暑さがなごりを惜しみすぎ、ようやく秋が来たかと思えば引っ込んだり!落ち着かない昨今でした。どうやら本格的に北風小僧があらわれそうな気配です。
毎度お忙しいこととは存じますが、どうぞ今回も地元寄席で気ラクにたのしく、ご一緒に大笑いして下さいませ。ご近所の方、お知り合いの方へのお誘い!よろしく御願い致します。
遠い皆様いつもすみません。ふんいきだけをお味わい下さいませ。
  ♪♪♪♪♪♪♪♪ 出演予定者 ♯♯♯♯♯♯♯♯♯
     ☆春風亭柳之助 ☆春風亭昇之進
      ☆神田ひまわり ☆桂うらら
      日時 1999年11月4日(木)
      午後 7:00
    於いて:東京・小平・美園町地域センター
 
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 ====  1999/11/1 第44号   END  ===
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